引用:電気通信国家試験センター

解答 (ア) ①

解説

 例えば、たこ焼きのプレートとピンポン玉で説明すると、自由電子はピンポン玉で正孔がプレートの穴です。

銀だこの振動でクルクルたこ焼きが回るプレートに、火は入れずに震動だけ入れてピンポン玉を入れたら、はねて隣の穴に移動したり戻ったりしてだいたい均一な配置になっていくでしょう。

逆にすべて埋まっている状態から端の列のピンポン玉を取り除いたら、空いたところに隣から、その空いたところにさらに隣からと移動したり戻ったり、また均一になっていくでしょう。

ピンポン玉を主体としてみればピンポン玉(自由電子)が拡散していると見え、プレート(正孔)自体は移動してないが、埋まってない穴を主体としてみれば穴もまた均一な状態になるよう拡散しているかのように見えるのです。

 

自由電子・正孔は濃度の高い方から低い方へ拡散していきます。